液体クロマトグラフィー-質量分析法(読み)エキタイクロマトグラフィーシツリョウブンセキホウ

化学辞典 第2版 の解説

液体クロマトグラフィー-質量分析法
エキタイクロマトグラフィーシツリョウブンセキホウ
liquid chromatography-mass spectrometry

略称LC/MS法.液体クロマトグラフィー(LC)の検出器として,また分離成分の同定手段として質量分析(MS)を使用する方法で,原理的にはガスクロマトグラフィー質量分析法(GC/MS)に似ている.測定対象物質としては,難揮発性,高極性,熱不安定化合物を直接的に分析できる.移動相に溶けた混合物中の各成分が,高い機能をもつ固定相(充填剤)と移動相(溶離液)に対する親和性の差により分離され,インターフェースをつないで対象分子のみを真空中の質量分析部に導入し,イオン化し,質量分析にかけ測定する.この測定法は,気化法(electron ionization;EI,chemical ionization;CIなど),噴霧法(atmospheric pressure chemical ionization;APCI,electrospray ionization;ESIなど),脱離法(fast atom bombardment;FAB)の3種類に大別される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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