温薬(読み)うんやく

精選版 日本国語大辞典 「温薬」の意味・読み・例文・類語

うん‐やく【温薬】

  1. 〘 名詞 〙 体をあたためる薬。また、あたためた薬。おんやく。
    1. [初出の実例]「目薬也。温薬(ウンやく)也」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)八)
    2. 「柄酌いらぬ錫(すず)に温薬入置て〈貞徳〉 逢夜は腎も強かれとおもふ〈正章〉」(出典:俳諧・紅梅千句(1655)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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