渺弥(読み)びょうび

精選版 日本国語大辞典 「渺弥」の意味・読み・例文・類語

びょう‐びベウ‥【渺瀰・渺彌】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用ナリ・タリ 〙 水が限りなく広がっているさま。はるかに広がるさま。
    1. [初出の実例]「南嶺則畳之奇巖。巖有雷室。車脚則帯渺瀰之大湖。湖有龍宮」(出典朝野群載‐延暦寺牒・欲被加随分知識改造講堂一宇状・天暦四年(950)四月一〇日)
    2. [その他の文献]〔木華‐海賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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