溶岩鍾乳(読み)ようがんしょうにゅう(英語表記)lava stalactite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「溶岩鍾乳」の意味・わかりやすい解説

溶岩鍾乳
ようがんしょうにゅう
lava stalactite

溶岩鍾乳石ともいう。溶岩トンネル天井から垂れ下がるつらら状の溶岩。鍾乳洞中の鍾乳石に似ているのでこの名がつけられた。溶岩トンネルができたのちもまだ流動性を保つ溶岩の汁が天井からしたたり落ちることによってできるが,固結した溶岩の表面が再溶融して滴下したものもあるといわれる。玄武岩質溶岩にみられるもので,富士山麓ではところどころにある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android