表面(読み)ヒョウメン

化学辞典 第2版「表面」の解説

表面
ヒョウメン
surface

凝縮相である固体あるいは液体気体が接して界面をつくるときに,凝縮相側を表面という.表面の原子分子性質は凝縮相内部における性質とはなはだしく異なるので,多くの研究が行われ,二次元量子力学などという表現まで生まれた.近年は,固体表面およびその上の吸着物を観測するのに,EXAFS(X線吸収広域微細構造),CTEM(透過型電子顕微鏡),SEM(走査型電子顕微鏡)などが,従来からの電子回折法や各種の分光法と併用されて,物理的には表面物性,化学的には固体触媒として研究が盛んである.固体触媒反応は化学工業においてもっとも重要な化学反応であり,表面で起こる各種の反応の反応機構を理解するうえで,ラングミュア-ヒンシェルウッド機構リディール機構はそのキーワードになっている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典「表面」の解説

ひょう‐めん ヘウ‥【表面】

〘名〙
① 物の外側をなす面。おもて。
※正法眼蔵(1231‐53)伝衣「前頭を表面にかさね、後頭を裏面にかさぬること、仏威儀の一時あり」
② ものごとの外から見える様子。うわべ。外見。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五〇「ラムリも亦表面に之を学び」
※一年有半(1901)〈中江兆民〉三「未だ社会の表面に現出せざる無名氏輩中」
③ 数学で、物体や立体と空間との境界のこと。面(めん)
小学読本(1873)〈田中義廉〉四「表面は、只長と広ありて厚なく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「表面」の解説

ひょう‐めん〔ヘウ‐〕【表面】

物の外側をなす面。おもて。「月の表面」「液体の表面」⇔裏面
物事の、外から見える部分。表立つところ。うわべ。「表面を飾る」「事が表面に出る」「表面的な見方」⇔裏面
[類語](1おもておも・おもて上面うわつら上側うわかわ上面じょうめん界面表層平面球面曲面断面側面底面半面片面両面/(2おもてそと外面がいめん外面そとづら上辺うわべ上面うわつら上皮うわかわ外観外見がいけん外見そとみ外面的平面的化けの皮見掛け見た目皮相表層現象表向きみてくれ見栄えなりふり体良く空空しい白白しいわざとらしい心にもない受け流す取り繕う繕う猫をかぶる見せかけ表面的薄っぺら浅薄あさはか名目的

おもて‐めん【表面】

両面に印刷または刻印された紙や硬貨・メダルなどの、表にあたる側。柄や模様がない場合でもいう。ひょうめん。⇔裏面
アナログレコードやカセットテープなどのA面のこと。⇔裏面
コンピューターゲームなどで、公に用意されたステージ(面)。本編にあたる部分。裏面に対していう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

岩石学辞典「表面」の解説

表面

研究分野によって様々な意味があるが,堆積岩の場合には地層のもとの上部の面をいう.上の方向に地層は若くなる[Shrock : 1948].地層が堆積したときの最上面である.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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