表面(読み)ヒョウメン

デジタル大辞泉 「表面」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐めん〔ヘウ‐〕【表面】

1 物の外側をなす面。おもて。「月の表面」「液体の表面」⇔裏面。
2 物事の、外から見える部分。表立つところ。うわべ。「表面を飾る」「事が表面に出る」「表面的な見方」⇔裏面。
[類語](1)表おもて・面おも・おもて・上面うわつら・上側うわかわ・上面じょうめん・界面・表層・平面・球面・曲面・断面・側面・底面・半面・片面・両面/(2)表おもて・外そと・外面がいめん・外面そとづら・上辺うわべ・上面うわつら・上皮うわかわ・外観・外見がいけん・外見そとみ・外面的・平面的・化けの皮・見掛け・見た目・皮相・表層・現象・表向き・みてくれ・見栄え・なりふり・体良く・空空しい・白白しい・わざとらしい・心にもない・受け流す・取り繕う・繕う・猫をかぶる・見せかけ・表面的・薄っぺら・浅薄・あさはか・名目的

おもて‐めん【表面】

1 両面に印刷または刻印された紙や硬貨・メダルなどの、表にあたる側。柄や模様がない場合でもいう。ひょうめん。⇔裏面。
2 アナログレコードやカセットテープなどのA面のこと。⇔裏面。
3 コンピューターゲームなどで、公に用意されたステージ(面)。本編にあたる部分。裏面に対していう。

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精選版 日本国語大辞典 「表面」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐めんヘウ‥【表面】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 物の外側をなす面。おもて。
    1. [初出の実例]「前頭を表面にかさね、後頭を裏面にかさぬること、仏威儀の一時あり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)伝衣)
  3. ② ものごとの外から見える様子。うわべ。外見。
    1. [初出の実例]「ラムリも亦表面に之を学び」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五〇)
    2. 「未だ社会の表面に現出せざる無名氏輩中」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉三)
  4. ③ 数学で、物体や立体と空間との境界のこと。面(めん)。
    1. [初出の実例]「表面は、只長と広ありて厚なく」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉四)

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化学辞典 第2版 「表面」の解説

表面
ヒョウメン
surface

凝縮相である固体あるいは液体と気体が接して界面をつくるときに,凝縮相側を表面という.表面の原子や分子の性質は凝縮相内部における性質とはなはだしく異なるので,多くの研究が行われ,二次元量子力学などという表現まで生まれた.近年は,固体表面およびその上の吸着物を観測するのに,EXAFS(X線吸収広域微細構造),CTEM(透過型電子顕微鏡),SEM(走査型電子顕微鏡)などが,従来からの電子回折法や各種の分光法と併用されて,物理的には表面物性,化学的には固体触媒として研究が盛んである.固体触媒反応は化学工業においてもっとも重要な化学反応であり,表面で起こる各種の反応の反応機構を理解するうえで,ラングミュア-ヒンシェルウッド機構とリディール機構はそのキーワードになっている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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