漕司(読み)そうし

普及版 字通 「漕司」の読み・字形・画数・意味

【漕司】そうし

転運使

字通「漕」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の漕司の言及

【監司】より

…宋は府州県の上に監督区分として15ないし23のを設け,その長官を監司と呼んだ。具体的には,主として人事・財政を担当する転運司,警察・司法の提点刑獄,軍事関係の安撫司,特殊財務を取り扱う提挙常平司の四者があり,それぞれ,漕司,憲司,帥司,倉司の別名を持った。この四者は一路内の異なった府州に治所を置き,職務内容も必ずしも明確には区分されていなかった。…

【転運使】より

…隋代大運河の開通に伴い,江南の物資と中原の国都を結ぶ漕運が重要になり,その統轄責任者として8世紀半ば転運使が作られた。唐の転運使は漕運を中心とした全国の運輸のほか,塩鉄などの財政も兼務したが,宋になると,新しい大区画の(ろ)の長官として,財政,人事など民政を統轄監督する要職となり,漕司とも呼ばれた。元以後,職務は細分化されて消滅する。…

※「漕司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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