漢文訓読(読み)カンブンクンドク

大辞林 第三版の解説

かんぶんくんどく【漢文訓読】

漢文を日本語の文脈になおして読み下すこと。一種の翻訳であるが、完全な逐語訳で、漢文のもとの形をできるだけ残すなど普通の翻訳とは異なる。平安時代以来、漢文の字面に送り仮名や返り点を付けて読み下すのが習慣。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の漢文訓読の言及

【漢文】より

… 漢文が果たした役割のうえでもっとも根源的と思われる点は,音声言語しかもたなかった日本人が漢字という文字言語をもち,それによって歴史,風土を記述し,神話,伝承,歌謡などをも記録しえるようになったことにある。もちろん,こうしたことが可能になった背景には,古代の日本人が中国本土,朝鮮半島からの渡来人の手引きによって,漢文を日本語で読み解く方法を考えだし(漢文訓読),みずから漢文を書く経験を積み重ねてきたということがある。しかもこうした経験を通して,漢文が負っている制度,思想,文学など,広く中国の文化が享受されたことも見逃しえない。…

※「漢文訓読」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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