潜り門(読み)クグリモン

デジタル大辞泉 「潜り門」の意味・読み・例文・類語

くぐり‐もん【潜り門】

くぐって出入りする小さい門。切り抜き門。くぐり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「潜り門」の意味・読み・例文・類語

くぐり‐もん【潜門】

  1. 〘 名詞 〙 くぐって出入りするように作った、低い小さな門。きりぬきもん。くぐり。
    1. [初出の実例]「一々に・礼して通るくぐりもん」(出典:雑俳・うき世笠(1703))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の潜り門の言及

【遠慮】より

…江戸幕府の下における刑罰ないし自発的謹慎。刑罰としては,武士,僧侶に科され,受刑者は屋敷に籠居して門を閉じるが,潜門(くぐりもん)は引き寄せておくだけでよく,夜間他の者が目だたぬように出入りしてもよかった。また武士は一定範囲の近親,もしくは家来が処罰されたときには,自発的に謹慎すべきであった。…

※「潜り門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android