精選版 日本国語大辞典 「濡掛」の意味・読み・例文・類語
ぬれ‐か・ける【濡掛】
〘自カ下一〙 ぬれか・く 〘自カ下二〙 色事をしかける。口説く。ぬれかかる。
※仮名草子・ぬれぼとけ(1671)中「おんな・わかしゅは花にたとへたるものなれば、花には露が妻なれば、それゆへぬれかくるといふ」
ぬれ‐かけ【濡掛】
〘名〙 色事をしかけること。色仕掛け。娼態。
※評判記・野郎大仏師(1667‐68)岩井金彌「ややもすればぬれかけをあつかましがりてひんひんとはねらるる事あら馬のごとし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報