火付(読み)ひつき

精選版 日本国語大辞典 「火付」の意味・読み・例文・類語

ひ‐つき【火付】

  1. 〘 名詞 〙 火のつきぐあい。
    1. [初出の実例]「火つきの悪い吸殻を」(出典:百鬼園随筆(1933)〈内田百〉百鬼園先生言行余録)

ひ‐つけ【火付】

  1. 〘 名詞 〙 火をつけること。特に、家屋に火をつけること。放火すること。また、その人。放火犯人。
    1. [初出の実例]「盗をし火付をして人に刖たるか」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の火付の言及

【放火】より

…【勝俣 鎮夫】
[近世]
 戦国時代には焼打,自焼が頻繁に行われたが,太平の世に移るとこれらはごくまれになった。江戸時代,放火は火付(ひつけ)あるいは付火(つけび)と称し,重大な犯罪の一つとされていた。消防力の未発達な当時にあって,いったん火災が発生すれば,ことに都市においては甚大な被害がもたらされたから,失火・放火の防止は社会的な課題であった。…

※「火付」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む