然ず(読み)しからず

精選版 日本国語大辞典 「然ず」の意味・読み・例文・類語

しから【然】 ず

  1. そうでない。違う。さらず。
    1. [初出の実例]「論者の云はく、否(シカラ)ず。各亦時を並べ宜しきことを得たり」(出典:漢書楊雄伝天暦二年点(948))
    2. 「妻(め)も常に云妬(ねた)みけるを、不然(しから)ぬ由を云ひ戦(あらそひ)てぞ過ける者なれば」(出典:今昔物語集(1120頃か)二八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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