然にあらず(読み)サニアラズ

デジタル大辞泉 「然にあらず」の意味・読み・例文・類語

さに‐あらず【然にあらず】

[連語]そうではない。「白状するかと思えば然にあらず、しらを切っている」

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精選版 日本国語大辞典 「然にあらず」の意味・読み・例文・類語

さ【然】 に あらず

  1. そうではない。「犯人は彼だと思ったが然にあらず、隣人だった」
    1. [初出の実例]「申すむねさにあらず、言の理つきず。さきに仰するなむ、例忠房舌をまき頭をたれて」(出典:延喜廿一年京極御息所褒子歌合(921))

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