然もあらず(読み)さもあらず

精選版 日本国語大辞典 「然もあらず」の意味・読み・例文・類語

さも【然も】 あらず

  1. 「さも」を否定するいい方。そうではない。そんなことはない。
    1. [初出の実例]「龍の頸の玉や取りておはしたる、いな、さもあらず、御眼二つに杏のやうなる玉をぞ添へていましたる」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む