然有まじ(読み)さるまじ

精選版 日本国語大辞典 「然有まじ」の意味・読み・例文・類語

さる【然有】 まじ

  1. ( 「まじ」は否定推量の助動詞。「さるまじく(う)」「さるまじき」の形でしか用いない )
  2. そうあるべきでない。適当でない。
    1. [初出の実例]「男どもを。さきなる車疾くやれといへ。さるまじうは、かたはらにひきやらせよ」(出典:落窪物語(10C後)二)
  3. たいしたことがない。ものの数でもない。
    1. [初出の実例]「さるまじき人のもとに、あまりかしこまりたるも、げにわろきことなり」(出典:枕草子(10C終)二六二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む