焼ばめ(読み)やきばめ(英語表記)shrinkage fit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「焼ばめ」の意味・わかりやすい解説

焼ばめ
やきばめ
shrinkage fit

外筒部の内径よりも内筒部 (中実の円柱を含む) の外径を若干大きく加工しておき,外筒部を加熱・膨張させてから挿入し,外筒の冷却収縮によって生じる接触圧力 (焼ばめ圧力) で両者を結合する方法。内筒部を補助的に冷却することもある。この結合法によって,高圧に耐えうる複数の円筒 (組合せ円筒) や所要の回転数まで運転可能な回転部 (ロータ) を組立てることができる。加熱前の内筒部外径と外筒部内径の差を焼ばめ代 (しろ) と呼び,所要の加熱温度差 (焼ばめ温度) ,その他を定める基本量になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android