片口村(読み)かたぐちむら

日本歴史地名大系 「片口村」の解説

片口村
かたぐちむら

[現在地名]新湊市片口・新片町しんかたまち

放生津ほうじようづ潟の南辺に位置し、下条げじよう川に沿う。南は高場新たかばしん村。放生津潟の潟口に位置するため、もと潟口村と記したという。正保郷帳では高三一五石余、田方二〇町六反・畑方四反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高六五八石、免二ツ八歩、明暦三年(一六五七)から寛文三年までの新田高三六〇石、小物成は野役二三匁(ほか一五〇目退転)、川役七匁、猟船櫂役三五匁(退転)であった(三箇国高物成帳)


片口村
かたくちむら

[現在地名]三条市片口

嵐南の平野部、月岡つきおか村の西にある。天正五年(一五七七)の三条衆給分帳(市川浩一郎氏蔵)に、宮原けんもつ分として「潟くち村」とみえる。慶長三年(一五九八)新発田藩領となり、同一〇年の給知方村々高目録(新発田市史資料)では毛付一九七石六斗余・荒四八石三斗余。同一五年頃の給知方ほど役帳(同資料)によれば当村の六軒で炉役二斗五升を納めている。寛文四年(一六六四)郷村高辻帳では高一一五石二斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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