物の折(読み)モノノオリ

デジタル大辞泉 「物の折」の意味・読み・例文・類語

もの‐の‐おり〔‐をり〕【物の折】

何かの機会。また、ちょうどその機会。
「―など、人のよみ侍らむにも、よめなどおほせられば」〈・九九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物の折」の意味・読み・例文・類語

もの【物】 の=折(おり)[=折節(おりふし)

  1. なにかの機会がある時。また、ちょうどその機会。
    1. [初出の実例]「よろづの怠々しき事を、もののおりごとに、帝のなめしと思すばかりの事を作り出だしつつ聞こえそこなひける間に」(出典:平中物語(965頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android