独弁(読み)どくべん

精選版 日本国語大辞典 「独弁」の意味・読み・例文・類語

どく‐べん【独弁・独辨】

  1. 〘 名詞 〙 一人用の弁当。独弁当。
    1. [初出の実例]「独弁も二人機嫌の新酒かな〈自次〉」(出典:俳諧・千宜理記(1675)五)

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世界大百科事典(旧版)内の独弁の言及

【弁当】より

…行器は円筒形の塗物で数人分のものを収容し,ふたと外へ反った3本の脚をつけたもので,外居とも書いた。個人用の弁当箱は,破子(破籠)(わりご)や曲物(まげもの)の面桶(めんつう)などから変化したもので,行器などが下僕に運ばせるものであったのに対し,みずから携帯するようになり,〈独弁(どくべん)〉と呼ばれた。西鶴の《武道伝来記》巻七の〈新田原藤太〉には,〈此二人は行灯の光りを受て独弁をひらき,小者に煎茶(せんじちや)などはこばせて〉といった文を見ることができる。…

※「独弁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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