獄門台(読み)ゴクモンダイ

デジタル大辞泉 「獄門台」の意味・読み・例文・類語

ごくもん‐だい【獄門台】

獄門首をさらす台。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「獄門台」の意味・読み・例文・類語

ごくもん‐だい【獄門台】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 獄門の刑に処せられた者の首をのせてさらす台。獄門の木。梟木(きょうぼく)
    1. [初出の実例]「一獄門台一つえ二人三人一所に掛け候儀も有之候」(出典:刑罪大秘録(1814か)獄門御仕置之事)
  3. ( は、首だけをのせるところから ) くびったけ、首だけ、の意をしゃれていった語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の獄門台の言及

【獄門】より

…かつて梟首は,獄舎の門に首を懸けて行われたので,獄門の名が生じた。《公事方(くじかた)御定書》によれば,牢内において斬首し,小塚原(こづかつぱら)または鈴ヶ森の刑場か,あるいは在方の犯罪地に獄門台を設け,台上に罪人の首を3日2夜さらす。罪としては死罪より重く,磔(はりつけ)より軽い重刑であった。…

※「獄門台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android