獣\猪\鹿食った報い(読み)ししくったむくい

精選版 日本国語大辞典 「獣\猪\鹿食った報い」の意味・読み・例文・類語

しし【獣・猪・鹿】=食(く)った[=食(く)う]報(むく)

  1. 他人がしないようなよいこと、よい思いを自分だけがしたからには、そのうめあわせに当然受けなければならない悪いむくい。また、悪いことをしたむくい。
    1. [初出の実例]「ししくふたむくいぬは鷹の餌食哉〈勝興〉」(出典:俳諧・続山の井(1667)冬下)
    2. 「『飛んだ女を孕(はら)まして、跡へも先へもゆかねえのサ』『そりゃ、猪(シシ)くった報(ムク)いだ。仕方がない』」(出典:歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)五立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 俳諧 しし 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android