玉置郷(読み)たまきごう

日本歴史地名大系 「玉置郷」の解説

玉置郷
たまきごう

和名抄」高山寺本は「多末支」と訓ずる。藤原宮出土木簡に「手巻里」、和銅六年(七一三)の平城宮出土木簡に「若狭国遠敷郡玉杵里五百木□波調塩三斗」、神亀四年(七二七)(ママ)月七日付の同木簡に「若狭国遠敷郡玉置郷田井里三次君国依御調塩三斗」、天平勝宝四年(七五二)一〇月二五日付造東大寺司牒解(正倉院文書)に「若狭国伍拾戸遠敷郡玉置郷」とみえる。これによれば、郡郷の名称を好字をもってすることを定めた和銅六年五月以降玉置となったこと、調として塩を貢進していたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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