瓶・甕(読み)かめ

精選版 日本国語大辞典 「瓶・甕」の意味・読み・例文・類語

かめ【瓶・甕】

〘名〙
① 底を深く、内を広く作った土製・陶磁製、または、金属製の器。
播磨風土記(715頃)印南「瓶の酒を馬の尻に着けて、家地を求(ま)ぎ行きしに」
※宇治拾遺(1221頃)一〇「酢、酒、塩入(いり)たる瓶どもなめりと見ゆる、あまた置きたり」
② 酒を入れて杯につぐ器。とっくり。瓶子(へいじ)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
③ 花をいけるかめ。花がめ。かびん。
伊勢物語(10C前)一〇一「なさけある人にて、かめに花をさせり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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