田抓村(読み)たつかみむら

日本歴史地名大系 「田抓村」の解説

田抓村
たつかみむら

[現在地名]仁賀保町田抓 田抓

白雪しらゆき川中流の低地に位置し、村の北側に小丘が点在する。北は三森みつもり村、東は馬場ばば村、南は石田いしだ村、西は百目木どめき村に接する。

由利郡中慶長年中比見出検地帳(由利郡中世史考)に仁賀保郷の一村として村名がある。支配の変遷平沢ひらさわ村と同じで、寛永元年(一六二四)仁賀保氏の分知に際し内膳誠政(二千石家)領となった。

元和九年(一六二三)の高は三二五石七斗五升一合で(「仁賀保総高改」渡辺文書)、元禄一一年(一六九八)の出羽国由理郡之内村高帳も「仁賀保孫九郎拝地」として同高を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android