番論義(読み)バンロンギ

デジタル大辞泉 「番論義」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ろんぎ【番論義】

二人ずつ組になって輪番に問答すること。法会講書などで行われた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の番論義の言及

【論義】より

…論義は次の3種に大別される。〈講経論義〉(講問論義)は,〈講讃〉の法要における講師(こうじ)の講経に対して後輩の僧が質問を発するもの,〈番論義〉は研学中の僧同士が互いに問者・答者になって討論錬磨するもの,〈竪義論義(りゆうぎろんぎ)〉は資格試験である〈竪義〉の竪者(りつしや)(受験者)に対して,試験官側の問者が試問するものである。論義は,臨機に質問し応答するのが本旨であろうが,実際には問いも答えも辞句が定まっている。…

※「番論義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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