輪番(読み)リンバン

デジタル大辞泉 「輪番」の意味・読み・例文・類語

りん‐ばん【輪番】

大勢の人が順をきめて交替で事に当たること。まわりもち。まわり番。「輪番夜警に当たる」「輪番制」
寺役順番に交替して務めること。また、その役僧浄土真宗では、別院を統轄する役職をいう。
[類語]交代入れ替わり入れ替え更迭こうてつ代替だいたい交番代謝チェンジ代わり番かたみ替わり交互隔番回り番

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精選版 日本国語大辞典 「輪番」の意味・読み・例文・類語

りん‐ばん【輪番】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人や団体や機構などがそれぞれまわり持ちで、ある任務職務を担当すること。まわり番。順番。
    1. [初出の実例]「宝福寺住持、於以後輪番之旨有命」(出典蔭凉軒日録‐永享一一年(1439)四月四日)
    2. [その他の文献]〔遼史‐営衛志〕
  3. 仏家で、順番に交代して寺務を処理する僧。特に浄土真宗で、各地にあって本願寺直属の別院を取り締まる代表管理職の称。

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普及版 字通 「輪番」の読み・字形・画数・意味

【輪番】りんばん

順番で交替する。〔遼史、営衛志中、冬捺鉢〕宮、丹の兵四千人を用(もつ)て、日輪番し、千人祗(た)だ禁圍に直す。外に槍を卓(た)てて寨と爲す。

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