異所性エリスロポエチン産生腫瘍

内科学 第10版 の解説

異所性エリスロポエチン(EP)産生腫瘍(異所性ホルモン産生腫瘍)

(13)異所性エリスロポエチン(EP)産生腫瘍(ectopic EP-producing tumor)
疫学
 EP産生腫瘍は腎細胞癌が約50%と最も多く,ついで小脳血管芽腫が約20%を占める.特にvon Hippel Lindau病に伴う腫瘍が有名である.
臨床症状・検査成績
 赤血球増加症があり,血中EPは上昇しているが,必ずしも両者は相関しない.
治療
 腫瘍に対する治療および赤血球増加症に対して瀉血を行う.[中里雅光]
■文献
Brownlee M, Aiello LP, et al: Complications of Diabetes Mellitus. In: Williams Textbook of Endocrinology, 12th ed (Melmed S, Polonsky KS, et al), pp1462-1551, Saunders, Philadelphia, 2011.
Gagel RF: Endocrine manifestations of tumors: ectopic hormone production. In: Cecil Textbook of Medicine, 23rd ed, pp1047-1050, WB Saunders, Philadelphia, 2009.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

関連語 疫学

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android