異獣類(読み)いじゅうるい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「異獣類」の意味・わかりやすい解説

異獣類
いじゅうるい

哺乳(ほにゅう)類の1亜綱中生代の三畳紀後期に現れ、新生代初めまでに滅んだ最古哺乳類で、多丘歯目と三丘歯目などを含む。これらの目はカモノハシなどを含む原獣亜綱とは系統的に無関係と考えられ、そのため別の異獣亜綱Allotheriaとされた。しかし1970年(昭和45)ごろからこの亜綱を原獣亜綱に含める両者の近縁説が力を得ている。

今泉吉典

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む