哺乳(読み)ホニュウ

世界大百科事典 第2版の解説

ほにゅう【哺乳 lactation】

ともいう。子にを飲ませて育てることで,哺乳類にのみみられる行動。〈哺〉という字は〈口にふくませる〉という意味で,哺乳の成立には子の吸乳行動が不可欠である。吸乳行動は生得的で,生まれ落ちた子は直ちに自力で乳房に吸いつくことができる。そのために唇および舌はとくによく発達しており,コウモリ類では乳頭に吸いついたままで運ばれるほど吸いつく力は強い。ただし,最も原始的な哺乳類である単孔類では唇はなく,親にも乳頭がないが,育児囊中で乳区からしみ出た乳を舌でなめる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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