白滝山(読み)しらだきやま

日本歴史地名大系 「白滝山」の解説

白滝山
しらだきやま

岸根がんねの東北部にある標高四五八・六メートル余の山。「享保増補村記」には城跡として「往昔、此絶頂ニ城アリシトテ城ノ岡トイヘリ、城主詳ナラズ、一説ニ筑紫大炊頭トイヘル者住居セリトイヘリ、一ノ城戸トイヘル所、峯尾ニアリ、柱穴ト言ベキ穴、石上ニ六ツ有、又城ノ用水ノ所トテ、峯尾近キ谷頭ニ池ノ形アリ」と記し、「玖珂郡志」はさらに詳しく「高二十間程、横二十間余、水不落シテ巌壁水ノ漲ガ如シ、故ニ白滝ト云、近郷ノ俗、石壁ノけはし キヲ滝ト称セリ、嶽ノ通音ナルニヤ」とし、城については

<資料は省略されています>

との伝えを載せる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報