美和町(読み)みわちよう

日本歴史地名大系 「美和町」の解説

美和町
みわちよう

面積:一二七・七九平方キロ

北を広島県佐伯さえき郡、東を小瀬おぜ川を境に広島県大竹おおたけ市に接する玖珂郡北東部の町。全域が山地で、北に羅漢らかん山、東に弥栄やさか峡などの景勝地がある。小瀬川に流れ込む大根おおね川などの支流と、南を流れるにしき川の支流である小郷こごう川と、それに流れ込む下畑しもはた川・生見いきみ川などがつくる小盆地や、谷間平地集落が散在する。町の南部を東西に通る旧石州街道沿いに人家が集まる。また生見川沿いに県道南北に通る。


美和町
みわちよう

面積:一〇・〇一平方キロ

海部郡の北部に位置し、北は稲沢市に接する。南北を宮田用水の幹線大江おおえ川が貫流する。七宝しつぽう町と同様に条里の遺制をしのぶことができる。稲作およびビニールハウスによる苺・チューリップ栽培が盛況。

明治二二年(一八八九)富塚とみつか村・古道ふるみち村・ふたでら村・木折きおれ村・花長はなおさ村・東溝口ひがしみぞぐち村・花正はなまさ村が合併して正則まさのり村に、木田きだ村・中橋なかばし村・森山もりやま村・丹波たんば村・金岩かないわ村・蜂須賀はちすか村が合併して金賀木かながき村に、北刈きたがり村・おと村・小橋方こばしかた村・篠田しのだ村が合併して篠田村になった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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