目は空(読み)メハソラ

デジタル大辞泉 「目は空」の意味・読み・例文・類語

そら

そのものは目に入らずに、他のものに気をとられている状態をいう。
「御硯の墨すれと仰せらるるに、―にて、ただおはしますを」〈二三

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「目は空」の意味・読み・例文・類語

め【目】 は 空(そら)

  1. その物に目を付けないで、他に気を取られている状態をいう。
    1. [初出の実例]「御硯の墨すれと仰せらるるに、めはそらにて、ただおはしますをのみ見たてまつれば」(出典:枕草子(10C終)二三)

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