直垂衾(読み)ヒタタレブスマ

デジタル大辞泉 「直垂衾」の意味・読み・例文・類語

ひたたれ‐ぶすま【直垂×衾】

えりと袖とをつけた、直垂の形に似た夜具。綿を厚く入れたもの。夜着よぎ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「直垂衾」の意味・読み・例文・類語

ひたたれ‐ぶすま【直垂衾】

  1. 〘 名詞 〙(えり)と袖とをつけた、直垂の形に似た夜具。綿を入れたもの。夜着方形の衾に対していう。ひたたれ。〔随筆・海録(1820‐37)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の直垂衾の言及

【寝具】より

…長方形で長さ8,9尺,幅4,5尺,上蓆と同様四周に縁をつけてある。これらに対し平安末から鎌倉にかけて衿や袖のある直垂衾(ひたたれふすま)が出現した。直垂とは広い衿と袖のついた衣服で,平安時代には庶民が,中世には武士が着た。…

※「直垂衾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android