精選版 日本国語大辞典 「直物・頓」の意味・読み・例文・類語
ひた‐もの【直物・頓】
〘副〙
① 器にものをいっぱいにみたすさまを表わす語。
※春曙抄本枕(10C終)七六「大きなる折櫃などもたせて、之に白からむ所、ひたもの入れてもて来」
② (「に」を伴って用いることもある) もっぱらそのことに集中するさま、その状態であるさまを表わす語。ひたすら。いちずに。
※蔗軒日録‐文明一八年(1486)正月一三日「或は弟続、或姪続て、ひたものみたり也」
※日葡辞書(1603‐04)「キリシタン fitamononi(ヒタモノニ) ハンジャウ ツカマツル」
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