石作村(読み)いしつくりむら

日本歴史地名大系 「石作村」の解説

石作村
いしつくりむら

[現在地名]甚目寺町石作

北は方領ほうりよう村に接する。「徇行記」によれば、概高四六三石余はすべて藩士一〇人の給知。田は一二町三反九畝余、畑は一六町六反四畝余。「寛文覚書」に戸数三二、人数二〇三とある。「徇行記」は「一体膏腴ノ地ニシテ、田ハ土糞ノ度ニ紫雲英げんげヲ作レリ、畠ニハ菜蔬ヲ作リ、又冬ヲ多ク作リ、悉ク下小田井市ヘウリ出スト也、鍬数ハ凡五十丁ホトアリ、村中ニテ耕耘ノ用足リテ、他村ノ承佃ハ少シト也、村立ヨクシテ農業ヲ専ラハケム所ナリ、商売ハナシ」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android