石原 キク(読み)イシハラ キク

20世紀日本人名事典 「石原 キク」の解説

石原 キク
イシハラ キク

明治〜昭和期の児童教育者 基督教保育連盟関東部会会長。



生年
明治17(1884)年6月16日

没年
昭和42(1967)年11月27日

出生地
広島県

学歴〔年〕
東京保姆伝習所卒,シンシナティ大学師範科卒,ウェストン大学,コロンビア大学

経歴
幼稚園児の時に園長ゲインズに憧れて以来、保育事業を志し、長じて東京保姆伝習所に学ぶ。卒業後の明治38年に同所の教師タッピングから援助を受けてアメリカに渡り、シンシナティ大学師範科で幼稚園教諭の資格を取得、次いでウェストン大学に入学。43年に帰国したのち東京保姆伝習所所長や彰栄幼稚園園長などを歴任。大正6年に再び渡米してコロンビア大学で学び、9年に帰国して律動遊戯(児童に音楽を聴かせておのおの自由に表現をさせる)など欧米最新の保育法の紹介・導入に努めた。また基督教保育連盟関東部会会長も務め、戦後はアメリカ各地の教育事情調査に従事した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android