石渕郷(読み)いわぶちごう

日本歴史地名大系 「石渕郷」の解説

石渕郷
いわぶちごう

和名抄」高山寺本・東急本ともに「石渕」と記し訓を欠く。郷名は他にはみえない。「続風土記」は「今の川上荘の内及寒川山地二荘の地」とし、「当荘(川上庄)は中荘より上は川勢急にして五滝の名あり、其間奇巌怪石両岸に錯峙して水是に触れて所々深渕をなすを以て石渕の名起れるならむ」と記す。「日本地理志料」は「郡岩内ノ荘、内与渕邦訓近、按図、亘岩内山田上野ノ三荘十七村」とし、現御坊市域のうち日高川より南部の地に比定する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む