神戸庄(読み)かんべのしよう

日本歴史地名大系 「神戸庄」の解説

神戸庄
かんべのしよう

和名抄」記載の揖保郡神戸郷の郷名を継承したとみられる中世の庄園。文永元年(一二六四)八月二一日の海老名頼保所職等譲状(海老名文書)に神戸庄とみえ、矢野やの(現相生市)の東に接していた。庄域は現揖保川町北東部、片島かたしま井の灌漑域のうち山科家領下揖保庄の庄域にあたる現野田のだ新在家しんざいけ正条しようじようを除く、現二塚ふたつか本条ほんじよう黍田きびた山津屋やまつや神戸北山かんべきたやま片島の地域と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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