禁籠(読み)キンロウ

デジタル大辞泉 「禁籠」の意味・読み・例文・類語

きん‐ろう【禁籠】

[名](スル)閉じこめて外に出さないこと。押し込めること。
「父は―せられ、子はいまだをさなし」〈太平記・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「禁籠」の意味・読み・例文・類語

きん‐ろう【禁籠】

  1. 〘 名詞 〙 おしこめて自由を奪うこと。牢などにおしこめること。おしこめ。
    1. [初出の実例]「帯武具諍闘。夜廻等馳向其所。生虜張本一両輩。被籠之。所残悉以逃亡」(出典吾妻鏡‐文永三年(1266)四月二一日)
    2. 「父は禁籠(キンロウ)せられ子は未(いま)だ稚し」(出典:太平記(14C後)二)

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