秋休み(読み)アキヤスミ

デジタル大辞泉 「秋休み」の意味・読み・例文・類語

あき‐やすみ【秋休み】

二学期制の学校で、一学期終了後の秋に設定される休暇日数は学校により異なる。
[補説]かつて農村の学校にあった秋の収穫期の農繁期休暇を秋休みということもあった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「秋休み」の解説

秋休み

公立の小・中・高校で2学期制が広まったことから、9月から11月にある3連休を利用し、1週間程度の大型連休化を図るというもの。景気浮揚策として政府が2002年から本格的に取り組んでいる。夏休みは、海外旅行のツアー価格が跳ね上がり、行楽地への渋滞も発生し、家族旅行がしにくい。不景気のしわ寄せで、サラリーマンの有給休暇取得率は00年に5割を切った。日本ツーリズム産業団体連合が全国700の市区町村教育委員会を対象に行った調査では、03年には1割超が2学期制を導入、うち6割が体育の日(10月第2月曜日)までの3連休を挟んで秋休みを設けた。東北関東の学校が多いが、四国九州の一部でも試験導入が進み、04年は横浜市や千葉市などが完全実施した。JTBの調査では、05年には全国の約2割の学校で2学期制が導入されている。また、JTBが05年10〜11月のパックツアー利用者数をまとめたところ、約4割の人が連休を利用して1泊以上の国内外への旅行をした。子供の秋休みに合わせるため、連休の前後有休を取る親の割合も年々増えている。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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