秋行く(読み)あきゆく

精選版 日本国語大辞典 「秋行く」の意味・読み・例文・類語

あき【秋】 行(ゆ)

  1. 秋が来る。秋になる。
    1. [初出の実例]「三諸の山は 春されば 春霞立ち 秋往(あきゆけ)ば 紅(くれなゐ)にほふ」(出典万葉集(8C後)一三・三二二七)
  2. 秋が過ぎ去って行く。秋果つ
    1. [初出の実例]「驚きし風をかたみに秋ぞ行く〈巾糸〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android