稲筵(読み)イナムシロ

デジタル大辞泉 「稲筵」の意味・読み・例文・類語

いな‐むしろ【稲×筵】

[名]
稲のわらで編んだむしろ。
「秋の田のかりねの床の―月宿れどもしける露かな」〈新古今・秋上〉
稲が実って倒れ伏したようす。また、そのように乱れたもののたとえ。
夕露の玉しく小田の―かぶす穂末に月ぞすみける」〈山家集・上〉
[枕]「川」にかかる。かかり方未詳。一説に「寝筵いねむしろ」の意とされ、古代はそれを皮で作ったので同音の「川」にかかるともいう。
「―川に向き立ち」〈・一五二〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む