稲舟横穴墓群(読み)いなぶねおうけつぼぐん

日本歴史地名大系 「稲舟横穴墓群」の解説

稲舟横穴墓群
いなぶねおうけつぼぐん

[現在地名]輪島市稲舟町

稲舟の海岸、国道二四九号に面する崖面に八基程度が数支群に分れて所在する。一号墓は明治三六年(一九〇三)に発見され、直刀五・倒卵形鉄製鍔二・瑪瑙製勾玉一・管玉六・水晶製切子玉三・銅製鈴形金具一・須恵器二、および人骨片が出土し、その一部は東京国立博物館に保管されている。五号墓は昭和二六年(一九五一)に調査され、須恵器蓋・壺各一点が出土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 輪島市史 天井

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android