輪島市(読み)わじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

輪島〔市〕
わじま

石川県北部,能登半島北岸にある市。1954年輪島町と西保村,大屋村,河原田村,鵠巣村,南志見村,三井村の 1町 6村が合体,市制。1956年町野町を編入。2006年門前町と合体。市名の由来は諸説あるが中世からの地名。市域は東西に長く,日本海に浮かぶ舳倉島七ツ島を含む。中心市街地の輪島は鳳至川と河原田川の三角州上に開け,江戸時代中期から輪島塗の漆器で知られる。漆器製造と沿岸漁業が中心産業。西部の門前は元亨1(1321)年に開かれた曹洞宗大本山総持寺の門前町として発展,1898年火災で焼失し,横浜市へ本山が移ったが,総持寺祖院として盛時の面影を伝える。江戸時代の民家建築で国指定重要文化財の時国家住宅をはじめ観光資源に恵まれる。輪島塗の製作用具及び製品は国の重要有形民俗文化財,輪島塗技術保存会は国の重要無形文化財。御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)で知られる名舟大祭(毎年 7月31日,8月1日),あえのことなど,伝統的な習俗や年中行事が伝わる。奥能登のあえのこと,能登のアマメハギは国の重要無形民俗文化財。国の名勝・天然記念物の曾々木海岸や国の名勝の白米の千枚田,猿山岬皆月など外浦の景勝地があり,海岸線はほぼ全域が能登半島国定公園に含まれる。東西に国道249号線が通る。面積 426.32km2(境界未定)。人口 2万7216(2015)。

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