積分曲線(読み)せきぶんきょくせん(その他表記)integral curve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「積分曲線」の意味・わかりやすい解説

積分曲線
せきぶんきょくせん
integral curve

微分方程式の解曲線。1階の常微分方程式 F(xyy′)=0 の解を yf(xc) とすれば,これに含まれる任意定数 c に応じて,平面上の曲線群が得られる。この曲線群に属する各曲線を,与えられた微分方程式の積分曲線あるいは解曲線という。同様に,n 階の常微分方程式の解に対しては,n+1 次元空間の曲線としての積分曲線が定まる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android