空玉(読み)からだま

精選版 日本国語大辞典 「空玉」の意味・読み・例文・類語

から‐だま【空玉】

  1. 〘 名詞 〙 薬莢(やっきょう)火薬を入れ、紙弾または木弾をつけたもの。発射音だけの弾。空弾空包

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の空玉の言及

【ガラス玉】より

…以上の3種は貫通した緒孔をもつが,最後の懸玉は露滴状のもので,緒の末端を飾るための,孔の貫通しない玉かという。なお,正倉院宝物には,捩玉にくらべると簡単な細工の,数ヵ所に縦溝をつけたガラス玉もあるので,古墳時代の空玉(うつろだま)と同様に,これを山梔玉(くちなしだま)と呼んでいる。また,ガラス丸玉の表面に,ちがった色のガラス片を溶着したものをトンボ玉といい,正倉院宝物中の横縞文様のガラス玉もトンボ玉にふくめている。…

【玉】より

…トンボ玉はふつうは丸玉を基本形とする。なお金,銀を材料とした玉には,重量を軽減するために,分離した二つの半球形を組み合わせて中空に作ったものがあって,これらを空玉(うつろだま)と総称している。 以上の各種の玉には,みなその中心を貫通する孔があけてあるが,なかには特殊な用途に応じて,変わったあけ方をした孔をもつ玉がある。…

※「空玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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