精選版 日本国語大辞典 「竈に跨がる」の意味・読み・例文・類語
かまど【竈】 に 跨(また)がる
- ( 釜は竈にかかっているが、土や石の竈より、釜は金属で貴いところから ) 子が親よりすぐれていることのたとえ。
- [初出の実例]「やすよしがせうそこの、きこゆ。〈略〉手などつたなからぬうへ、心ことばもいみじければ、なに事につけても、かまどにまたがるざえになんと、よろこびほほゑまる」(出典:下館日記‐正保元年(1644)六月二九日)
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...