立退(読み)たちのき

精選版 日本国語大辞典 「立退」の意味・読み・例文・類語

たち‐のき【立退】

  1. 〘 名詞 〙 住んでいたり使用していたりする土地や家・部屋などを明け渡してほかの所に行くこと。
    1. [初出の実例]「一旦(ひとまづ)館を御たちのきあれかし」(出典:読本・昔話稲妻表紙(1806)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の立退の言及

【欠落】より

…初期の領主禁令では,このような欠落人を,多く走(はしり)百姓,走りものなどと称し,厳しい処分規定を設けている。欠落の類語に,家出,出奔,立退(たちのき),風与出(ふとで)などがあるが,中期以降は,階層,理由を問わず,これら居住地からの失踪行為全般を意味する用語として,欠落が広く使用された。欠落人についての規則も,中期以降はより詳細になる。…

※「立退」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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