精選版 日本国語大辞典 「竹に油」の意味・読み・例文・類語
たけ【竹】 に 油(あぶら)
- ① ( もともと滑りのよい竹に油を塗れば、いっそうよく滑る意から ) 口が達者であるさまをたとえていう。ぺらぺらとよくしゃべる。立板に水。
- [初出の実例]「竹にあぶらをぬるやうに云たほどにまことかと思ふて」(出典:天理本狂言・磁石(室町末‐近世初))
- ② ( 若竹に油を塗るとつやつやと美しいところから ) 若々しく色つやが美しいさまにたとえる。
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...