笠田村(読み)かさだむら

日本歴史地名大系 「笠田村」の解説

笠田村
かさだむら

[現在地名]川島町笠田町

木曾川の乱流地帯の中島に立地。本願寺存如が願主妙賢に下した絵像裏書(妙性坊文書)に「河野門徒尾州葉栗郡上門間庄本庄郷笠田村」とみえ、実如が大永二年(一五二二)九月二五日付で性祐に下付した絵像裏書(同文書)にも同様の記載がある。当地が上門間かみかどま本庄ほんじよう郷に属し、一向宗門徒集団が形成されていたことが知られる。慶長郷帳によると高七一石余、旗本坪内領。元和二年(一六一六)の村高領知改帳には笠田島村とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報