等張(読み)とうちょう

精選版 日本国語大辞典 「等張」の意味・読み・例文・類語

とう‐ちょう ‥チャウ【等張】

〘名〙 二つ溶液浸透圧が等しいこと。〔血液科学(1944)〕

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デジタル大辞泉 「等張」の意味・読み・例文・類語

とう‐ちょう〔‐チヤウ〕【等張】

2種の溶液の浸透圧が等しいこと。特に、血液や原形質液と等しい浸透圧をもつこと。「等張液」

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世界大百科事典(旧版)内の等張の言及

【浸透圧調節】より

…その手段は,(1)細胞および体液の塩類をできるだけ低濃度に抑えて外界との差を少なくすることである。たとえばドブガイの一種の体液は0.1%NaCl液と等張である(ヒトでは0.9%)。(2)多くの動物の体表は不透過性になっていて水はひじょうにゆっくりとしか入らないので調節が容易である。…

※「等張」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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